2007/10/17

思い切り泣いたら・・・

グロリアス マインドの歌詞に
「思い切り泣いたら 昨日までのことは全部わすれよう」
とあります。

昨日までのことは、のまでと入っているのがすごいですね。
もちろん、私はどれだけ泣いても泉水さんのことをわすれることはできないし、昨日までのことをわすれることはできないです。

そして、この歌詞の部分にはどんな意味があるのだろうか。そんなに深い意味を考えないでメロディにあわせて詩をはめこんだのでしょうか。

今年は泉水さんのことでほんとに辛い年です。それなのに、今月の7日また私の大好きな人がこの世から去ってしまいました。

2輪WGPライダーの「阿部典史」
残念ながら交通事故で亡くなってしまいました。
レーサーなんだから、レースで事故にあって最悪の結果になってしまうってことはあるかもしれない。でも、彼のような人が一般道で交通事故で死んでしまうなんて事が誰が予想できたでしょうか。

初めて彼の走りを見たとき、ほんとに息が詰まるような感覚を憶えました。それは、初めてZARDの曲を聴いたときと同じだったのかもしれません。あんな走り方をする日本人はいなかったのです。いや、世界でもそう何人もいません。中には、たいへんリスクのある走りだと言った人もいますが、それだからこそ、わくわくして見ていられたのでしょう。

2000年に鈴鹿のGPで優勝したとき私はその場にいることが出来た。どれだけ嬉しかったか。それにそのレースでは、125,250ではすべて表彰台には日本人が、ノリックの優勝した500では2人の日本人が表彰台にあがってます。

つまり、9つの表彰台のうち、8つに日本人があがったのです。
日本人は地元では強いと言われていますが、それでもWGPなのだから、そう簡単に勝てるわけは無いのです。

3位までのライダーが並んでインタビューを受けるのですが、そのときのノリックはほんとに嬉しそうでした。サーキットにもその場面が流れたのですが、それを見ているだけでこちらもますます嬉しくなってきたのでした。

全てのレースが終わってサーキットを後にするとき、すべての人は幸せそうな顔をしていました。もちろん、私もそうでした。あんなに気分のいい日はそうはなったのです。

やはり、私より年齢の若い人が死んでしまうのはほんとに’辛いです。
なぜにこんなことになってしまうのか。
泉水さんやノリックのように、他の人にはできないことをやっていた人たち。そしてそれを見て、聴いて、触れて、どれだけ私達に幸せな気持ちを与えてくれていたのか。そんなこと考えるとますます、悲しくなってきます。

今年、2007年はほんとに辛い年になってしまいました。こんな年なければよかったのにと思ってしまいます。
今日以降、もうこんな悲しい知らせを聞きたくはありません。それを望みます。

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