9月にGIZAから出た上木さんのDVD。もちろん購入済みであります。何度か見てますが、なかなか感想を書こうって気になれなかったのですよね。なんか、これでもう上木さんの音楽活動がなくなってしまうのかと思うと複雑な心境です。
上木さんのステージは単独ステージを含めて3度見てるんですよね。最初はZARDの2008年のライブ。その後は大阪城ホールでの「名探偵コナン」の10周年記念ライブ。
そして、2008年の単独ライブ。
もちろん、一番印象的だったのは、単独ライブ。そのツアーの東京でのライブがこのDVDになってるんですよね。
ダイジェストはベストアルバムの特典DVDで見ていたので、数曲は知っている映像でしたそれはそれとして、よくこういうの出してきたよなあって感じなんですよね。もうGIZA離れてかなり経過してますよね。まだどちらも引きずっているのでしょうか。それとも、権利関係でややこしくなってる?
もっともそれは私達には関係の無い事ではありますね。
さてさて、内容ですが、生で見たときもそうだったのですが、この年は衣装がしょぼい。前年のライブも特典DVDで見たのですが、あの時の衣装の方がいかにも、上木彩矢って感じがしますよね。
それと、歌い方がちょっと変わった?生の時は全く感じなかったのですが、DVDで聴くと、声の出し方が前年と違う。もっとはっきり言うと、声が出ていない。つまり迫力がなくなってる。ただ、それはこの東京のライブだけだったのかどうかはわかりません。
バンドメンバーは僕にはおなじみの人たちです。何度もZARDのライブやパン工場のライブでも時間を共有した人たち。
大阪のライブではメンバー紹介というか、トークタイムというか、雑談というか、かなり中休みがありましたが、当然そういうのはDVDには入ってません。
しかし、上木さんがキーボード弾き語りしてるんですよね。これは大阪の時に話が出て、流れで弾いてくれるのかなって思っていたのですが、ご本人が「来年ね」って事にしました。それなのに、東京でやったとは卑怯だい。
演奏も曲もいいです。こういうストレートなロック調の曲は私は大好きです。やっぱり初期の頃の曲の方がノリがいいようですね。お客さんの盛り上がりも違うような気がします。
私はオリジナルアルバムとしては、「Are you happy now?」しか持ってないのですが、かなりアレンジも凝った事をするようになったのではないかと思うのです。それに、いろんなアレンジャーを起用してるので、よく言えばバリエーションがある。しかし、悪く言えば統一性に欠ける。私はもっとストレートに同じアレンジャーでやった方がよかったような気がします。そのほうが上木さんの歌い方には合うのではないでしょうか。
ですから、ライブでも終盤にストレートなおなじみの曲を持ってきてノリノリにしてしまう。こうしないと、お客さんもなんか物足りないって感じになってしまったのではないでしょうか。
最後に「来年また逢おうね」って何度も言ってましたが、実現しませんでした。残念でなりません。
上木さんはこれからどういう活動をしていくのでしょうか。このまま、音楽をやらないなって事はあまりにも勿体ない。心から復活を祈ってます。